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あなたはどれだけ知っている?日本にしかない文化、雨の呼び方

こんにちは、村田です。

雨が降ってみたり、本日のように30度を記録したりと梅雨独特の気候が続きますね。

体調を崩さないよう皆さんも注意してくださいね。

さて、前回のブログでは神楽坂の簡単な説明をさせて頂きました。

今都内で大人気のおすすめスポット!神楽坂ってどんな場所?

 

神楽坂のいいところ、の中に古き良き日本文化と現代の魅力を併せ持つ街だと書いております。

この「日本文化という言葉、皆さん何を思い浮かべますか?

ちなみに、海外の方が日本に来て驚く日本の文化はと言いますと。。。

  • 挨拶の文化
  • トイレのウォシュレット
  • 自動販売機の多さ、商品ラインナップ
  • チップは不要
  • 規則正しく動く交通機関
  • 無宗教なのに宗教活動に熱心
  • 判子文化

まだまだ他にも沢山ありますが上記のようなことにまず驚くようですよ。

私たち日本人にとっては特に驚くこともない、当たり前のことだと思うようなことばかりですよね。

でも必ずこのような題材の時にあがることは、「日本人の礼儀の良さ」でしょうかね♪

世界中から認められている「おもてなしの精神」ずっとなくさずにいたいものですね。

そんな日本の文化において、知っているといえば知っている。でも詳しくは知らないということ、多くないですか?

冒頭で梅雨という言葉が出てきました。これはなぜ梅雨というのでしょう?雨でよくないですか?

この、雨の呼び名。実は何十種類もあることをご存知でしたか?

本日は時期も梅雨到来ということでちょっとした豆知識のお話。

あなたは何種類知ってる?雨の呼び名とその由来

日本では古くより俳句などでも雨について様々な呼び名で語られています。

その数なんと90種類以上!

みなさんこれだけの数がある雨の名前、いくつご存知でしょうか♪

本日のブログ内容

様々な美しい顔を見せてくれる日本の四季

 

日本には四季があり、その折々に自然はさまざまな顔を見せてくれます。

日本人はその自然の中で暮らしてきましたから、日本語のボキャブラリーには自然を描写する豊かな表現があります。雨の名前、風の名前などにもその豊かさは表れています。

「五月雨をあつめて早し最上川」
この句を読んだのは、みなさんご存知のとおり、松尾芭蕉です。
芭蕉の句を見てもわかるように、日本人は、昔から、和歌や俳句、短歌、また演歌の歌詞に多く「雨」を読み込んできました。

こんなにも沢山!雨の呼び名

 

こうして様々な呼び名で読まれる雨の名前、今回のブログでは全種類ですとさすがに数が多すぎますので季節ごとにピックアップしながらご紹介していきますね♪

春の雨

 

・春時雨(はるしぐれ)
春に降る時雨のこと。時雨は晴れたと思ったら降りだし、降りだしたと思ったら止むを繰り返す定まらない雨のことをさします。

・小糠雨(こぬかあめ)・ひそか雨・ぬか雨
春先にしとしとと降る霧雨。細かい雨のことをさします。

・桜雨、花の雨
桜の花にかかる雨。桜が咲く3月下旬~4月上旬に降る雨のこと。

・花時雨(はなしぐれ)
桜の時期に降る時雨のこと。

・春霖(しゅんりん)
3月から4月にかけて天気がぐずつく時期のこと。春の長雨とも呼ばれます。

・春雨(はるさめ)
3月下旬から4月頃にいつまでも降り続く地雨のようなしっとりした雨。

・虎が雨(とらがあめ)
旧暦5月28日頃にに降る雨。由来は有名な仇討ちの話です。曽我兄弟は5月28日に仇討ちを遂げますが、兄の曽我十郎は敵に切られ亡くなりました。兄の恋人であった「大磯の虎」という遊女が虎御前で流す悲しみの涙が、命日に雨となって降るそうです。

梅雨の雨

 

梅雨の語源は、中国ではまさに梅が熟す頃に降る雨だったという説と、長雨によるジメジメで黴(カビ)が良く発生するため黴雨(ばいう)と呼ばれていたが、見た目というか字自体あまり良いイメージで無いため梅雨になったという2つの説があるようです。

・卯の花腐し(うのはなくたし)
卯の花が咲く旧暦の4月から5月頃に降る雨。ちなみに、この頃の曇り空を「卯の花曇」とも呼びます。

・入梅(にゅうばい)
梅雨に入ること。梅雨は梅の実が熟す時期に降るのが由来となっています。

・栗花落(ついり)、堕栗花(ついり)
梅雨入りのこと。栗の花が散って落ちる頃に梅雨入りするのが由来です。

・五月雨(さみだれ)
旧暦五月頃に降る雨のことで、かつては梅雨のことを指した。現在では六月のことであるため、字から見て五月に降る継続的な小雨を連想する方も多いが、現在で言うところのまさに梅雨のことなのです。

・走り梅雨、迎え梅雨
5月の中旬から下旬にかけてのぐずついた天気。

・送り梅雨
梅雨が明ける頃の雨の名前。

・戻り梅雨、返り梅雨、残り梅雨
梅雨明け後に再び雨が降り続くこと。

・空梅雨(からづゆ)、早梅雨(ひでりつゆ)、枯れ梅雨
雨の少ない梅雨のこと。

・陽性の梅雨・男梅雨
雨が降る時は短時間に集中して降り、降らない時はすっきりと晴れている梅雨のこと。

・陰性の梅雨・女梅雨
あまり強くない雨がしとしとと降り続く梅雨のこと。

夏の雨

 

・青葉雨、翠雨(すいう)、緑雨
初夏に降る雨。青葉をつややかに見せることが由来。

・瑞雨(ずいう)、穀雨(こくう)、甘雨(かんう)
夏に穀物や草木を潤す恵みの雨。

・喜雨(きう)・雨喜び(あまよろこび)・慈雨(じう)
夏の日照りが続いた後に降る喜びの雨。

・夕立(ゆうだち)・白雨(はくう)
夏の夕方に降る激しい雨。

・洗車雨(せんしゃう)
七夕の前日の7月6日に降る雨。彦星(牽牛)が織姫に会う為、牛車を洗う水が雨になると言われています。

・洒涙雨(さいるいう)
七夕当日の7月7日に降る雨。「織姫と彦星が分かれた後に流す寂しさの涙」、あるいは「会う事ができずに流す悲しみの涙」とも言われます。

・御山洗(おやまあらい)
富士閉山の旧暦7月26日に降る雨。多くの登山者で汚れた富士を洗い清める雨のこと。

・半夏雨(はんげあめ)
夏至から11日目の半夏生(はんげしょう)に降る雨です。

秋の雨

 

・秋雨(あきさめ)秋霖(しゅうりん)、秋湿り
8月下旬~10月にかけて降り続ける長雨のこと。

・秋入梅(あきついり)
秋の長雨の季節に入ること。

 

冬の雨

 

・山茶花梅雨(さざんかつゆ)
11月下旬~12月上旬の山茶花(さざんか)が咲く季節にぐずつく雨のこと。

・時雨(しぐれ)
晩秋から初冬にかけて、ザーッと勢いよく降り、すぐにカラッと晴れる雨。

・冬雨(とうう)、寒雨(かんう)
冬の冷たい雨。

・氷雨(ひさめ)
晩秋から初冬に降る氷の粒が混じった冷たい雨。

・凍雨(とうう)
氷が雨のように降ることです。雪が雨に変わる時によく見られます。

・寒九の雨(かんくのあめ)
寒に入って9日目に降る雨。豊年万作の兆しといわれます。

・村時雨(むらしぐれ)
ひとしきり強く降っては通り過ぎてゆく雨のことです。

・片時雨(かたしぐれ)
空の片側だけ時雨が降り、片側は晴れている冬の天気。

・横時雨(よこしぐれ)
横殴りに降る時雨のこと。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

皆さん知っている雨はいくつありました?私はほとんど知りませんでした(笑)

今回のブログでは季節に関係した雨を紹介しましたがこの他にも雨の降りかたによってまた雨の名前がつけられていたり(霧雨、涙雨、驟雨(俄雨とも言います))数多く名前が存在します。

雨に対してこれだけの意味、名前をつける。日本ならではの文化だと思いますし、美しさを感じます。

ぜひ皆さまの豆知識を入れる頭の引き出しにいくつか入れておいてくださいね♪

 

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