こんにちは、藤井です。
ここ最近の天気の暑さのように、熱く盛り上がっているスポーツ界。
NBAファイナル、テニス全仏オープン、世界卓球。
どれも人間離れした肉体と精神力、卓越した技術を見ることができ、
試合の結果に関わらず見るものを楽しませてくれます♪
私の場合、ほとんどの時間お店にいるので、
リアルタイムに観ることは少なく、ニュース速報やYoutubeでハイライトを観ているので少し寂しいです。。。
スポーツ観戦は、スポーツバーでお酒とともにみんなで盛り上がるのも楽しいですし、
ご自宅で飲み物片手にじっくり観るのもいいですよね。
さて、スポーツ中継の観戦もそうですが、自宅でテレビを見る際のお供になるのが、
ビールを始めとするアルコールか、コーヒーを飲む方が多いのではないでしょうか。
カフェで飲むコーヒーはもちろん、ご自宅で飲むコーヒーも美味しいものを飲みたいですよね。
最近のカフェブームで美味しい様々なコーヒー豆が手軽に手に入るようになりました。
手軽にインスタントコーヒーを楽しむのもいいですが、
ほんの少しだけ手間をかけて淹れたコーヒーで、ちょっとした贅沢な時間を過ごしている方が増えています。
ペーパードリップコーヒー
ドリップコーヒーの中で、もっともメジャーで誰もがみたことのある抽出方法ではないでしょうか。
家で美味しいコーヒーが飲みたい!
と思ったらまず思い浮かぶのがペーパードリップコーヒーだと思います。
でも、いざ買ってみて淹れ方を調べてみると、
とっつきやすいかと思いきや、色々なテクニックが書かれていたり、
ドリッパーの形状が様々あったりと、なにやら奥が深そうな気配が漂うペーパードリップ。
最近のカフェではエスプレッソマシンとともにペーパードリップで提供するお店も増えましたし、
古くからある喫茶店が再注目を浴び、ペーパードリップは「職人技」のイメージが強まっているようにも感じます。
自宅でペーパードリップをするのは難しいのではないか!
そんなことはありません!
当店でも使っている2つの計測器具で、3つのポイントを抑えれば、
ご自宅でも美味しいコーヒー、好みのコーヒーを淹れることができます♪
<本日の内容>
- コーヒーを淹れる際に知っておくべき3つのポイント
- 3つのポイントを抑える2つの計測器具のご紹介
コーヒーを淹れる際に知っておくべき3つのポイント
ペーパードリップにかぎらず、コーヒーを抽出する上でコーヒーの味わいを変える要素は様々あります。
温度やコーヒー豆の挽き方、淹れる器具、フィルターの素材、豆の鮮度、時間、注ぎ方などなど、
同じコーヒー豆でも、淹れる条件が違えば、全く違った味わいになります。
コーヒーの味を変える要素が多いので、
毎回違う味になってしまったり、
淹れる人で味が変わってしまったりして、
何をしたらどうなるのかがわからなくなり、混乱してしまいます。
結果、何が正解かわからず、ドリッパーは家のインテリアと化してしまうことがありますよね。
しかし、3つのポイントを特に意識して淹れると、
安定した味を引き出すことができますし、
目標とする味わいへ近づけることも簡単になります。
3つのポイント、それは、
- 容量
- 時間
- 温度
です!
コーヒーを淹れる上で抑えるべきポイント① 容量
ポイントの1つめは「容量」です。
これは、投入するコーヒー豆の量と、注ぐお湯の量です。
直感的にイメージできると思いますが、注ぐお湯が同じ場合、
コーヒー豆の量が多ければ多いほど、濃いコーヒーができあがります。
コーヒー豆の内部にあるコーヒー成分の量が多く抽出されるからですね。
かなり味が左右されるため、毎回コーヒー豆の量は正確に測ったほうがいいでしょう。
そして注ぐお湯の量。
これも豆の量が同じ場合、お湯を注げば注ぐほど、出来上がるコーヒーの量が多くなりますが、
お湯の比率が高まるため薄まります。
出来上がるコーヒーの量+30-40mlのお湯の量を注ぐのが適正です。
例えば、当店は1杯200mlで提供しておりますが、
注ぐお湯の量は240mlです。
これでだいたい200mlのコーヒーが抽出されます。
コーヒーを淹れる上で抑えるべきポイント② 時間
ポイントの2つめは「時間」です。
以前ブログでご紹介させて頂きましたが、抽出時間は味を大きく変える要素です。
過去ブログ:江戸川橋卓球カフェのコーヒー抽出条件(抽出時間について)
コーヒーの成分は大きく酸味成分と苦味成分で構成されていますが、
基本的に酸味成分が溶け出すのが早く、苦味成分は溶け出すのに時間がかかります。
そのため、抽出時間が短ければ酸味が目立つコーヒーになり、
抽出時間が長ければ酸味以上に苦味が際立つコーヒーになります。
また、抽出時間が過剰に長いと、酸味、苦味成分以外の雑味成分も抽出されてしまうため、
エグさが目立つコーヒーになるでしょう。
また、時間に関して言えば、
コーヒーを淹れる上で重要な工程、蒸らしも時間が関わります。
基本的には30秒蒸らせば、コーヒー粉にお湯が行き渡り、
コーヒー成分を抽出する準備が完了します。
蒸らしについては過去に詳しく書いていますので、そちらも読んでみてくださいね♪
過去ブログ:【コーヒー豆知識】ドリップコーヒーの蒸らしって必要?
コーヒーを淹れる上で抑えるべきポイント③ 温度
ポイントの3つめは「温度」です。
こちらも以前紹介しましたが、投入するお湯の温度は、コーヒーの味わいを大きく変えます。
過去ブログ:江戸川橋卓球カフェのコーヒー抽出条件(湯温について)
お湯の温度が高ければ高いほど、溶け出しにくい苦い成分が溶け出しやすくなります。
そのため、苦味を抑えたければ低温(80℃前後)で淹れることで苦味の主張を抑えることが可能です。
もともと酸味成分は溶け出しやすいため、温度による調整は、苦味をどうしたいかを意識するといいでしょう。
それを実現するためにも、毎回投入するお湯の温度は抑えておく必要がありますね。
以上の3つのポイントが、コーヒーの味を左右する大きな要素となります。
3つのポイントの状態をいかに正確に把握するか。
これがコーヒーを抽出する上で重要なことになります。
これからご紹介する2つの器具を使用することで、
3つのポイントを正確に把握することができ、美味しいコーヒーを淹れることができるようになります。
コーヒーを淹れる際に便利な2つの道具!
これからご紹介する2つの器具は、実際にカフェでプロが使用することが多い器具ですが、
値段も手頃ですし、コーヒーだけでなくお料理にも使えるものです。
是非、1家に1台!置いておきましょう。
量と時間を同時に図れる「HARIO V60 ドリップスケール」
まず1つめの器具は、HARIO社V60ドリップスケールです。
これは、単なる量りではなく、同時に時間も計測できる優れもの。
前述した3つのポイントの、「量」と「時間」を正確に把握することができるんです!
量ははかりで、時間はタイマーで。
2つ使って計測することは可能ですが、ペーパードリップで淹れてみるとわかるのですが、
注ぎ方を意識したり溢れないように淹れるためにある程度集中することが必要です。
その時に、2つのものがあると目線が忙しくなったり、
そもそもタイマーで測るのを忘れたり(私がそうでした)。
これは1台に2つの機能がついているので、見やすくドリップし易いです!
また余談ですが、コーヒー豆の量を計量スプーンで量る方法もありますが、
私はおすすめしません。
それは、豆の種類や焙煎度合いによって微妙に豆の重さが異なるからです。
しっかりとはかりで重さを量ることをおすすめします。
実際に豆を量ります。
抽出をスタートし、蒸らしのお湯を注ぎます。(30mlを目安)
30秒まで蒸らします。
240mを2分15秒で注ぎます。
ご自宅でドリップコーヒーをするなら、絶対買って欲しい器具です。
Amazonなら3,000円〜4,000円で購入することが可能ですよ♪
お湯の温度を測る温度計「TANITA デジタル温度計 TT-508」
お湯の温度を測るもの。
温度計ですよね。
当店ではTANITA デジタル温度計を使用しています。
特にこだわりはないですが、コーヒーの抽出に適温とされる80℃〜95℃まで把握できるものがいいですね!
ひとめでわかるデジタル表示のものがおすすめです。
また、カフェオレやカフェラテ等で使用するミルクにも適温が存在します。
それは60℃前後。
この温度がミルクのコクと甘みをもっとも際立たせる温度だと言われています。
コーヒーは温度が重要。
是非温度計も合わせて用意しましょう。
Amazonで1,500円〜2,000円で購入することが可能です。
以上がご自宅でドリップコーヒーをする上で便利な器具2つです。
味わいを決める重要な3つのポイント「量」、「時間」、「温度」。
この3つをそれぞれ変えることは想像以上に味わいを変化させます。
逆に、3つをしっかりとおさえれば、毎回安定したコーヒーを淹れることが可能です。
せっかく手間をかけて淹れる一杯ですから、美味しいものを飲みたいですよね。
2つの器具を利用して、美味しい一杯をいただきましょう♪
まとめ
- ドリップコーヒーの味わいを決める3つのポイントは「量」、「時間」、「温度」
- 「量」と「時間」はHARIO社V60ドリップスケールで同時に計測が可能
- 「温度」は80℃〜95℃まで測れる温度計を準備
- 3つのポイントを正確に把握することで、安定したコーヒーの抽出が可能に!
それではよいコーヒーライフを♪
この記事へのコメントはありません。