こんにちは、藤井です。
いやー、暑いですね。
自分の中で本気の涼しい格好をしています。夏になったらどうなることやら。
さて、前回はカフェインについて書きましたが、読んで頂けましたか?
過去ブログ:【知って得する】コーヒーの成分「カフェイン」の良いこと悪いこと!
実際にお会いした方やSNS上でのやり取りで、
「コーヒー飲むと調子悪くなるのはカフェインだったのか!」
とか、
「やっぱ勉強中にコーヒー飲むのは意味があったんですね。」
とか、カフェインについてのご自身の体験談をお話して頂き、藤井は嬉しい限りです。
コーヒーに含まれるカフェインには、個人差が大きいですが、
覚醒作用や、集中力を増す効果、脂肪燃焼を助ける効果といった良い面と、
眠りを妨げる効果や人によってはめまいや貧血等体調を崩す原因となる悪い面があることを知って頂けたかと思います。
今日は、その悪い面のためにコーヒーが飲みたいけど飲めない方向けに、
ディカフェというものをおすすめしたいと思います。
ディカフェについては、以前のブログで書かせてもらいましたが、
改めてディカフェの紹介とそのメリット、当店で提供しているディカフェについてお伝えします。
過去ブログ:江戸川橋卓球カフェで提供するディカフェ(decafe)
そもそもディカフェって何?
冒頭で「ディカフェ」という言葉を連呼しましたが、みなさまディカフェってご存知ですか?
【答え】
ディカフェ=カフェインレスのコーヒー
その名の通り、カフェインが含まれていないコーヒーのことを指します。
そもそも、コーヒーってどのような成分からできているのでしょうか?
それは、以下の図をご覧ください。
生豆の状態と、焙煎後の状態で変化がありますが、カフェイン、含まれていますね。全体の約1%です。
このカフェインについて前回書いたのですが、これを除去したものがディカフェになります。
ヨーロッパではディカフェに一定の規格が設けられていて、
コーヒー豆中のカフェイン含量が0.2%以下であるもの以外はディカフェという名称を使ってはいけない
ことになっています。
このディカフェ、欧米で人気が出て、今では健康上の理由でカフェインを避けたい方に広く受け入れられています。
スターバックスさんやタリーズさんなど、大手コーヒーチェーン店も取り扱っていますね。
日本でも妊婦さんや女性を中心に一般化してきました。
このディカフェの登場は、コーヒーの苦味の成分がカフェインだけではないことを証明することにもなりました。
ディカフェを飲んだことがある方はわかると思うのですが、
ディカフェもちゃんとコーヒーの苦味を感じます。
また、ディカフェの登場によって、通常のコーヒーとディカフェを比較することができ、
前回のブログで書いたようなカフェインの効果を実証することにもなりました。
ディカフェの良いところ、悪いところ
良いところは何と言ってもカフェインが入っていないこと!
カフェインを避けながらも大好きなコーヒーが飲める。最大のメリットですね♪
カフェインで体調が左右される方、妊娠中の方におすすめです。
そして、ディカフェは美容にも効果があります。
いや、正確に言うとコーヒーそのものの美容効果になりますが、
コーヒーにはポリフェノールが含まれているんです。
先程の図にも書かれていますね。
抗酸化作用でアンチエイジング効果があるポリフェノール。
赤ワインが有名ですが、コーヒーにも含まれているんです。
ポリフェノールの抗酸化作用が、どうアンチエイジングに関わってくるかというと、
老化や病気の根源とされる悪玉物質「活性酸素」。
この活性酸素は酸素を利用して代謝を行う際に必ず生成されてしまうものなのですが、
紫外線やたばこ、ストレス等によって過剰に生じます。
活性酸素による身体の酸化によって、
老化やシミ・シワ、動脈硬化などの病気を引き起こすと言われています。
この活性酸素による酸化を防ぐために、抗酸化物質は人間の内部でも作られているのですが、
あまりにも活性酸素が多いと対応しきれない。
そこで、抗酸化物質を外部(食べ物や飲料)から取り込むのですが、
このポリフェノールはまさに抗酸化物質で、身体の酸化(老化や病気)を防いでくれるんです!
ディカフェなら、カフェインを摂取せずに、ポリフェノールを摂取することができるため、
お肌を気にする女性やアンチエイジングにオススメなんです。
では逆にディカフェに悪い点ってあるの?
それは、商品にもよりますが、
ディカフェを精製する過程で多少なりともコーヒーの風味、味わいが失われる点です。
濃いコーヒーがお好きな方は、少し軽く感じて物足りないかもしれません。
また、ディカフェは総じて酸味を感じやすいという意見もあります。
当店ではできるだけ通常のコーヒーと変わらない味わいを提供できる豆を仕入れています。
それについては次の項目で説明致しますね♪
ディカフェってどうやってつくられるの?
ディカフェについて、ディカフェそのものについてとディカフェの良い点悪い点について紹介いたしましたが、
実際ディカフェってどのように作られるんだろう?と疑問を持ちませんか?
実際に当店にお越しいただいているお客様にも聞かれたことがありますので、
イメージして頂けるよう簡単に説明いたします。
現在、ディカフェの精製方法は大きく4つがあります。
- 有機触媒抽出
- 水抽出
- 超臨界二酸化炭素抽出
- カフェインレス・コーヒーノキ
この中で主流となっているのは水抽出と超臨界二酸化炭素抽出です。
当店のディカフェは水抽出法にて精製されたものを仕入れていますので、
水抽出法を中心にお話いたします。
水抽出方式
当店のディカフェの豆はこの方式でカフェインが除去されています。
以前はカフェインの除去には有機触媒が用いられていましたが、その化学物質の残存性を懸念する声もあり、
現在は有機触媒法は日本では禁止されており、水抽出法を用いるところが増えてきています。
水抽出法は化学薬品を一切使わないため、安心してディカフェを楽しむことができます。
当店のディカフェであるメキシコ豆の具体的な精製手順(マウンテンウォータープロセス)としては、
1)高品質な生豆と水溶性水溶液を準備
生豆に含まれるカフェイン以外の水溶性の成分を、クリアーな山水に溶かした状態にしたものを準備
2)水溶性水溶液に浸ける
生豆を浸けます。そうすることで、カフェインを選択的に生豆の中から液体へ溶け出しやすくします。
3)生豆からカフェインを抜いた液体を活性炭素処理を行いカフェインだけを抜きます。
4)再度生豆を浸けて、2,3の手順を繰り返します。
何度も繰り返すことで、カフェインを限りなく0に近い状態にすることができます。
5)乾かしてディカフェの完成。
以上が水抽出法です。
カフェインは水に溶けにくい物質なので、何度も何度も繰り返し行うことで除去しています。
もう一つ主流なのが超臨界二酸化炭素抽出です。
スターバックスさんはこの方式でカフェインを除去したものを取り扱っているそうです。
通常気体である二酸化炭素に圧力をかけて、気体と液体の両方の性質を持つ状態(超臨界)にし、
コーヒー豆内部への浸透性と成分の抽出効率を高めてカフェインを除去しています。
使用しているのは二酸化炭素なので、残存しても安全で、環境にも優しく優れた脱カフェイン法だとされています。
以上がカフェインの除去の方法です。
ディカフェはどこで飲めるの?
そんなディカフェですが、現在は多くのカフェで飲むことができます。
スターバックスさん、タリーズさんを始めとした大手コーヒーチェーンから、
一部のサードウェーブ系コーヒーショップでも取り扱っていますね。
「ディカフェありますか?」
この一言でディカフェを飲むことが可能です♪
もちろん、当店でも取り扱っておりますので簡単なご紹介を!
当店のディカフェはメキシコ産で深煎りです。
ディカフェとは思えないコーヒーの風味を持ち、
とりわけカラメルのような甘さと余韻を感じることができます。
酸の印象は控えめですが、シトラス系の良い印象があります。
業者からも、
「ディカフェとしてだけでなく、スペシャリティコーヒーとして十分楽しんで頂けるコーヒー」
と評価されており、
私自身もディカフェとわからないくらいしっかりとしたコーヒーとなっています。
現に、カフェインを敬遠していないお客様も、好んで当店のディカフェを召し上がっています。
現在はインターネットでもディカフェを購入できますので、
ご自宅で淹れることも可能ですよ♪
まとめ
- ディカフェとはコーヒーからカフェインを除去したもの
- カフェインを敬遠したい方から妊娠中の方に人気
- ディカフェはカフェインを気にすることなくコーヒーを楽しめる
- 現在は多くのカフェでディカフェを取り扱っているため、手軽にディカフェを楽しめる
カフェインにお悩みの方、是非ディカフェをお試しください♪
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