こんにちは、藤井です。
カフェが好きな方、多いですよね。
おいしいコーヒーやフード、おしゃれな雰囲気、スタッフとの会話、友人とのおしゃべり、などなど、
カフェが好きな理由はいっぱいあると思います。
でも、カフェ好きな方の中でも、
実際コーヒーのこと全然知らない、詳しくないって方、多いのではないでしょうか。
そんな方々に、少しでもコーヒーのことを知って頂く機会をということで、
ブログを書いています。
もちろん、「あ、おいしい♪」と思えるコーヒーを飲めればコーヒーに詳しくなくても何の問題もありません♪
でも、ほんの少し知るだけで、
自分の好きなコーヒーに巡り会える可能性が増え、
日々の生活にちょっとした癒やしをもたらすことができます♪
日常の中で飲む機会の多いものでもあるので、友人やご家族、カフェスタッフとの会話のネタにもなりますよね。
ということで、前回はコーヒー豆がコーヒーノキという植物から収穫されて、
みなさんもよく見るコーヒー豆の形(生豆)になるまでをご紹介しました。
今回のブログではその続きを書きたいと思います。
最近増えてきた様々な種類のコーヒーを飲めるコーヒースタンドや専門店で
コーヒーを選ぶ際の参考にもなると思いますので、是非お付き合いください♪
コーヒー豆の資質を引き出す焙煎作業
焙煎という言葉、聞いたことある方も多いのではないでしょうか?
英語を使った「ロースト」という言葉も一般的になってきています。
基本的に、生産国で収穫されたコーヒー豆は、
コーヒーノキから収穫したコーヒーチェリーから取り出した生豆の状態で日本のような消費国に輸入されます。
その生豆は、消費国で焙煎という処理が行われます。
<焙煎>
加熱プロセスのひとつ。熱媒体として水や油を使わずに食材を加熱乾燥させる。
ナッツや種のような食材に使用される。
焙煎は水分を飛ばし、あるいは消化しやすい性質に変えたり香ばしい風味を付けたりするために行われる。
<参照元:Wikipedia>
コーヒーでいう焙煎とは、
生豆を、加熱する(火で煎る)作業になります。
焙煎する人を焙煎士、ロースター、
焙煎する機械を焙煎機といいます。
最近は、店舗内で豆を焙煎してコーヒー豆を販売、ドリンクを販売しているお店も増えていますね。
近年のカフェブームで、焙煎にも注目が集まっています。
ではなぜコーヒーにはこの焙煎という作業が必要なのか?
それは、
生豆のままだと美味しくないからです(笑)シンプルです(笑)
そもそも生豆を見たことがない方も多いと思いますので、その写真から。
これが生豆です。どうですか?
普段目にするコーヒー豆とは全然違いますよね。
色は青白く、石ころみたいです。
実際にこの生豆を口に含んだことがありますが、
とても硬く、少し青臭いだけで臭いも味もしません。
生豆はコーヒーチェリーという果実の種子、いわゆる種なので納得できます。
生産国で収穫し処理された生豆を、
普段私達が口にする、幸せと癒やしを提供してくれるコーヒーにしてくれるのが焙煎です。
生豆を焙煎、すなはち火で煎ることにより、
豆内部で成分が化学反応を起こし、コーヒーならではの香りや苦味、酸味、甘みが誕生するのです。
また、その化学反応は見た目も変化させ、その焙煎の度合(温度や経過時間)によって
茶褐色から黒褐色へ変化します。
また、下記ブログでもご紹介しましたが、豆内部がハニカム構造になるため、お湯による抽出を可能にするのです。
過去ブログ:【コーヒー豆知識】ドリップコーヒーの抽出の原理は浸透圧!
焙煎は、以下のような焙煎機を使い、焙煎士が温度や時間をしっかりと管理して焙煎しています。
これは以前ご紹介させて頂いたSwing by Coffeeさんにある焙煎機です。
この焙煎機に生豆を投入して焙煎します。
焙煎の具体的工程はまたいずれ書こうと思います。
コーヒーにおける焙煎の役割、ご理解いただけたでしょうか?
焙煎が、コーヒーの味わいを決めると言っても過言ではないのです。
各国で収穫されたコーヒー豆の資質を最大限引き出せるか。
焙煎の良し悪しが左右するんですね。
コーヒーの味わいを決める焙煎度合い
さて、焙煎の必要性をご紹介しましたが、コーヒーの味わいに直接関わってくることがご理解いただけたかと思います。
生豆を焙煎することで化学反応が起き、飲料としてのコーヒー豆が出来上がります。
- 香りや苦味、酸味、甘みなどコーヒー独特の風味が生成される
- 色合いの変化が起きる(豆の味を知るヒントにもなります。)
- お湯で抽出できるようになる
この中の1個めと2個に注目です!
焙煎の度合い、すなはちどれだけの温度でどれだけの時間が加熱したかでこの2つが変わってきます。
焙煎度合いによって、コーヒーの味わいが変わるんですね。
焙煎度合いは一般的に8つに分類されます。
- ライトロースト
- シナモンロースト
- ミディアムロースト
- ハイロースト
- シティロースト
- フルシティーロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
1〜3番を浅煎り、4〜5番を中煎り、6〜8番を深煎りと呼んでいます。
※店舗によって異なるため注意。
上から順に下にいくほど焙煎時間が長くなります。
豆の色合いは、下にいくほど茶褐色から黒褐色になります。
そして、飲む人にとって一番重要な味わいはどうなるのか。
浅煎りほど酸味が強く苦味とコクが弱い。
深煎りほど苦味とコクが強く酸味が弱い。
コーヒーを楽しむ方が焙煎で一番関わりがあるのは、焙煎度合いによる味わいの変化です。
これを少しでも知っていると、自分が好きなコーヒーに出会える可能性が高くなります。
生産国毎の味わいの違いもあると思いますが、
まずはこの焙煎度合いの味わいの変化を知ることが重要です♪
「私は苦いコーヒーが好き。」
「酸味が強いコーヒーはちょっと。。。」
「眠くなってきたからパンチのあるコーヒーが飲みたいな。」
「朝だし軽いコーヒーがいいな。」
上記のように、好みや気分によって求めるコーヒーは変わってきますよね。
苦味やコクが欲しいのであれば、深煎りを選べば間違いはないです。
軽めが好き、フルーティーさが欲しい。そんな方は浅煎りを選びましょう。
ちょっとわからないな。そんな方はまずは中煎りを選びましょう。
酸味と苦味のバランスがいいので、基準になると思います。
その基準から、もっと苦いほうがいいのか、軽いほうがいいのかで、
深煎りに向かうのか、浅煎りに向かうのか、選ぶことができると思います。
お店によってもどの焙煎度合いの豆を豊富に揃えているか、その充実度合いが変わっています。
浅煎りが豊富にあるお店、深煎りにこだわっているお店。
そのような視点でカフェ巡りをするのも楽しいですし、自分が好きなコーヒーに出会える可能性が高まりますよ♪
当店では、浅煎りのエチオピア、中煎りのブラジル、深煎りのインドネシアと、
代表的な焙煎度合いの豆を3種類用意しております。
お越しの際には是非お好みのコーヒーの味わいやイメージをお気軽にお話くださいね♪
ちょっと長くなってしまいましたね。
今回は焙煎と味についてを中心に書いたので、
実際の焙煎の工程や、各焙煎度合いの特徴については、後日書きたいと思います。
コーヒー豆の焙煎についてのまとめ
- 生豆(種子)から飲料としてのコーヒーになるためには焙煎という工程が必要
- 焙煎は生豆を加熱し化学反応を起こすことで豆に味わいと香りをもたらす
- 焙煎の度合いは豆の色合いで判断。焙煎度合いによって味わいが変わる。
- 浅煎りだと酸味、深煎りだと苦味が際立つ
それでは良いコーヒーライフを♪
<Lili HanaReからのお知らせ>
当カフェでも6月からヨガ教室を開催することになりました!
基本的には毎週火曜日14:00から15:00まで、
料金は2,500円(税込、1ドリンク付き)となります!
<6月の開催>
- 6月06日(火)14:00〜15:00
- 6月20日(火)14:00〜15:00
- 6月27日(火)14:00〜15:00
※6月13日(火)はお休みとなります。
お申込み、お問合わせはメールまたは電話にて受け付けております。
Mail:info@lili-hanare.com
TEL:03-6912-1875
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