こんにちは、藤井です。
先日、いらっしゃったお客様とカフェ・オ・レとカフェ・ラテについてのトークをしたので、
今日は当カフェのカフェ・オ・レについて独り言を。
当カフェで提供しているのはカフェ・ラテではなくカフェ・オ・レです(^^)
カフェ・オ・レとカフェ・ラテって同じもの?違うもの?
カフェ・オ・レ(フランス語:café au lait)
“café”はコーヒーを意味し、”au lait”は牛乳入りという意味です。
牛乳入りコーヒーということですね。
ちなみに似たような言葉のカフェ・ラテ。
これはイタリア語の造語で、ラテは牛乳という意味です。
これもカフェ・オ・レと同じく牛乳入りのコーヒーという意味になります。
もうかなり世間に浸透しているのでご存じの方も多いと思いますが、
カフェ・オ・レとカフェ・ラテの違いって。。。
コーヒーです!
カフェ・オ・レはドリップコーヒーに牛乳を入れたもの。
カフェ・ラテはエスプレッソに牛乳(主に少し泡立てたミルク)を入れたもの。
なので、ドリップコーヒーを提供している当カフェでご用意しているのは、
カフェ・オ・レ
なんです。
最近増えてきているフラットホワイトもエスプレッソに牛乳を入れたものですし、
カプチーノもそうですね。
そのへんの違いはまた今度ということで。
カフェ・オ・レを美味しいと感じていただくために考えたこと
カフェ・オ・レは通常、ドリップコーヒーと牛乳を50%:50%の割合で入れます。
もちろんこの割合は個人やお店の好みに合わせて色々と調整ですが。
私は子供の頃からカフェ・オ・レが好きでした。
この時の割合はおそらくコーヒー10%:牛乳90%くらいでしょうか。
もはや牛乳のコーヒー風味という感じですね(笑)コーヒー牛乳!
コーヒーがドリップコーヒーなので、
エスプレッソを入れるカフェ・ラテと比較してマイルドな味わいになります。
(カフェ・ラテに慣れてる人からするとカフェ・オ・レはコーヒーを薄く感じるかも。)
当カフェのカフェ・オ・レですが、色々と試行錯誤して一旦はこれかなという味に落ち着きました。
まず使用するコーヒー豆。
当カフェはブラジル(中煎り)、インドネシア(深煎り)、エチオピア(浅煎り)のコーヒー豆がありますが、
カフェ・オ・レに使用しているのはブラジルです。
牛乳の甘さとコクに負けないコーヒーを重点に考えました。
浅煎りのエチオピアでは若干牛乳に味が負けてしまい、
インドネシアでは苦味が強いためコーヒーが苦手な人には難しい。
(牛乳との配分を変えれば解決できることですが。)
3種類を試し、ブラジルが一番牛乳と混ぜてもしっかりとコーヒーの苦味を感じることができ、
かつ、コーヒーの酸味が牛乳の甘さとばっちり合っていました。
牛乳との一体感を一番感じたのがブラジルです。
そして、コーヒーと牛乳の配分。
一般的な50%:50%でカフェ・オ・レを作ってみると、
すこしまろやかすぎる(薄い)と感じたため、70%:30%にしています。
コーヒーの酸味と苦味の美味しさをカフェ・オ・レでも味わっていただきたいですからね。
もちろん、お客様のお好みに応じて牛乳の量は変えてます。
また、今回はコーヒーをペーパードリップではなくエアロプレスで淹れています。
※写真撮りながらいれようとして若干粉がこぼれてます(汗)
ペーパードリップはスッキリとクリアな味わいになります。
一方、エアロプレス(金属FINEフィルター)は、コーヒーオイルといわれる油分、うまみをコーヒーに含めることができます。
豆の選定と同じですが、
少しでもコーヒーの味をカフェ・オ・レでも感じて頂きたいため、
エアロプレスで淹れたコーヒーを使っています。
コーヒーの油分を苦手とする方もいますが、
牛乳と混ざることでそのオイル感は薄まり、ただ、うまみ・甘みは残っている印象だったので問題ないと判断しました。
そして最後に牛乳について、
甘みを感じやすい60℃まで温めるだけでなく、ほんの若干ですが泡立てています。
これは口当たりがまろやかにするため。
ほんと若干の差ですけどね。
見た目もほっこり可愛らしくなります。
以上が当カフェのカフェ・オ・レでございます。
現在のところ「おいしい!」というありがたいお言葉を頂いておりますが、
日々研究してより「美味しい」を目指していきたいと思います。
カフェ・オ・レ ¥550
基本はブラジルの豆を使用しておりますが、
もちろんお客様のご要望に応じてエチオピアやインドネシア、ディカフェでもお作りしますよー!
それではまた♪
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