こんにちは、藤井です。
週末に続き今日も天気が悪いですね。
カフェは雨の日に弱いと言われていますが、
雨にも関わらず本日もありがたいことに何名かのお客様にお越し頂いてます。
お一人でお越しいただいた方とは邪魔にならない程度にお話させて頂くのですが、
(邪魔になっていたらすいません。。。)
コーヒーを好きになったきっかけの話になり、そのお客様のきっかけは、
「浅煎りのコーヒーに出会ったから」
ということでした。
コーヒー浅煎りの特徴って?どんな人におすすめ?
最近、というかコーヒーのサードウェーブの流行とともに、
単一品種(農場、生産者、精製方法)銘柄のシングルオリジンがカフェやコーヒースタンドで販売されるようになり、
浅煎りコーヒーをよく目にしますね。
浅煎りコーヒーの特徴はなんといっても酸味。
そして香り。
苦味はありません。
コーヒー豆本来の個性と華やかな酸味を楽しむことができます。
今までコーヒーが苦手だった(缶コーヒーブラックやチェーン店のブラックを飲めない)方でも、
苦味がなく飲みやすく、フルーティな酸味と香りを楽しむことができるため人気があります。
カフェで働く者としての言葉で適当かわかりませんが、、、紅茶っぽいです!
最初のお客様の話に戻りますが、
今まで苦手だったコーヒーが、この浅煎りコーヒーを飲んだことによって
コーヒーのイメージがガラリと変わり、色々なカフェでコーヒーを飲むようになったということでした。
コーヒーを好きな人が増えるのは嬉しいことです(^^)
さて、ここで話が終わっては単なる日記になるので、
この浅煎りコーヒーをご自宅で楽しむ際の淹れ方のポイントをご紹介します。
プロが教える浅煎りコーヒーを淹れるポイント!高温で素早く入れる!
みなさんがコーヒーショップで浅煎りのコーヒー豆を購入して、
自宅で淹れる場合、美味しく淹れる近道は。。。
コーヒー豆を購入したお店のスタッフに聞くことです(笑)
大体の場合そのコーヒー豆をドリンク提供しているはずなので、
どのようなレシピ(抽出条件)で淹れているか聞くと、
そのお店の味を自宅でも味わえます。
と言って終わるのもブーイングの嵐になりそうなので、
自分なりに美味しいコーヒーを見つけたい、お店にレシピを聞けない場合は、
以下の点を意識して淹れましょう。
浅煎りコーヒーの酸味(クロロゲン酸)を意識し、高温で素早く淹れる。
以前のブログでペーパードリップで抽出する際の湯温および抽出時間について書きました。
過去ブログ:江戸川橋卓球カフェのコーヒー抽出条件(湯温について)
過去ブログ:江戸川橋卓球カフェのコーヒー抽出条件(抽出時間について)
浅煎りのコーヒー豆は、酸味が強く苦味が弱い特徴があります。
これは、焙煎における浅煎りの段階(温度)では、
酸味の主となるクロロゲン酸は昇華されず多くが残り、
苦味の成分はカフェインのみで、深煎りになるにつれて生じるカフェイン以外の苦味成分が生成されないためです。
甘みやコクの成分は、浅煎りの段階では多くが発生しないため、
浅煎りのコーヒー豆は酸味を中心とした味わいになります。
尚、抽出する際にこの酸味の主となるクロロゲン酸を多く含んでしまうと、
渋みの原因となり、「すっぱい」といった味になってしまうので注意が必要です。
上記のことを考慮すると、抽出のポイントは、
・高温で抽出することで酸味や香りを取り込む
・短時間で抽出することで酸味の取り込み過ぎを抑える
となります。
実際に当カフェで浅煎りであるエチオピアをペーパードリップで提供する際の条件は、
- 湯温:92℃
- 抽出時間:1分45秒
- 抽出量:200ml(お湯は240ml注ぐ)
です。
低温だと味が薄く、時間が長くなると酸味が強く渋みを感じるため、
高温でうすーく淹れるイメージです。
ご自宅で浅煎りコーヒーを初めて淹れる方、カフェで飲むような味にならない方は、
是非実践してみてくださいね♪
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