こんにちは、藤井です。
ゴールデンウィーク!最大9連休!
いい響きですねー♪
みなさんはどのように過ごす予定ですか?
私はもちろん江戸川橋にあるとある卓球カフェでコーヒーを淹れております(笑)
ゴールデンウィークは、5/1(月)を除いて休まず営業いたしますので、
もしお近くにくる予定がありましたらお気軽にお立ち寄りください♪
(5/1は東京体育館で卓球大会開催のためLili HanaReはお休みを頂きます。)
さて、昨日は村田がカクテルについて書いてくれました。
過去ブログ:ほんの一手間を加えることで美味しくなるカクテル【ステア編】
ステア、私も以前カフェで働いていた時に練習しました!
むしろ今も密かに練習してたりします。手先不器用なもので(笑)
カクテル作りも奥が深く、このステアでも味が左右されると感じています。
ドリップコーヒーに関しても同じですね。
ほんの一手間、ほんの少しの違いが味を大きく左右することがあります。
温度計を使って温度を把握して注ぐと、自分が出したい味わいが出せる。
逆に図らないで温度を無視して淹れると余計な成分まで抽出されて不快な味わいになる。または予想と違った味になる。
ほんの一手間ですよね。
当カフェで提供しているペーパードリップのコーヒー抽出。
インターネットや書籍を読んでも色々なやり方や気を使うポイントがあることに気づきます。
私も自分で調べたり、色々な方に教わったり、色んなお店の淹れ方を見たりしていますが、
それぞれ独自の理論というか考え方があり、おもしろい一方で何が正解なんだろうと考えることも。
今日はその中のひとつについて、ピックアップしてみたいと思います。
ペーパードリップの紙は事前にお湯で濡らす派?濡らさない派?
ご自宅でペーパードリップでコーヒーを淹れる際に、一度は考えたことはありませんか?
「コーヒーを淹れる前に、ペーパードリップの紙をお湯で濡らすか、濡らさないか。」
ペーパーをドリッパーにセットし、お湯で濡らしましょう。
という手順を見たこともありますし、その手順が書いていない場合もあります。
カフェでも事前に濡らすお店もあれば、濡らさないお店もあります。
ちなみに当店は事前に濡らしません。
どっちがいいんでしょうか。
と考えたことがあったので、インターネットやコーヒー関係の仕事をしている人を話してみたりと調べてみました。
やはりそれぞれメリットがありそうです。
【お湯で濡らすメリット】
- ペーパー(紙)に付着した臭いを除去できる(臭いが付着していた場合)
- ペーパーがドリッパーに密着するため、お湯を注ぎやすい
【お湯で濡らさないメリット】
- ドリッパーのリブ(刻んでいる山)を活かすことができる
細かいのも含めると色々とありますが、大別して上記のとおりです。
じゃあ実際に味わいや香りに違いが出てくるか、
当店のブラジルのコーヒー豆で抽出条件を同一にして淹れてみました。
ブラジルのコーヒーをペーパーを濡らしたものと濡らさないもので淹れて比較してみる
それでは早速淹れてみます。
<抽出条件>
200mlのコーヒーを抽出。
同一の器具、条件の2つのものを用意。
一方は事前にペーパーをお湯で濡らす、一方は濡らさない。
- ブラジルコーヒー豆 17.5g
- お湯の量 240ml
- お湯の温度 85℃
- 挽き目 中挽き
- 抽出時間 2分15秒
上記条件のものを2つ用意し、2人で同時に淹れてみました。
このように、一方は事前にペーパーに湯通しします。
その後は同じ方法で抽出。
出来上がりがこちら。
まあ、やはり見た目に違いはないですね。
ちなみに、左が濡らしてないもの、右が濡らしたものです。
それでは味わいと香りは!?
・・・
・・・
え、違いがわからない。。。
もう一度2つを飲んでみる。
やっぱりわからない。
自分と村田の舌を疑いましたが、そこまで大きな違いがないというのが私達の感覚です。
個人的には、濡らす、濡らさないというのは、
コーヒーの抽出条件と比較して差は微々たるもので、
そこにこだわるよりは、より抽出条件の設定に拘る必要があると考えています。
それでも濡らすか濡らさないかといえば、私の感覚としては、
ペーパーが無漂白で臭いが付着している場合は湯通ししてもいいかなというくらいで、
基本的にはしなくて良いものだと考えています。
それに、ペーパーを濡らしてから粉を投入することになるので、
微々たるものだと思いますが、その時点で抽出の工程が開始してしまう。。。味にブレが生じる可能性がある。。。
ということから、湯通しはしないでいいかなという考えです。
この比較に関してはどちらも正解な気がしますね。
時と場合によるという無難な結論(笑)
それよりも、コーヒーの抽出条件の設定をいろいろしてみて、美味しいコーヒーを探るというのが良さそうです。
それでは、みなさまよい休日を♪
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